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旧中山道を鵜沼宿-新加納宿(間宿)-加納宿(岐阜市)まで歩いたルート地図です。
広大な濃尾平野の北端に続くこの道は現代では交通量も多く旧街道の風情は少なくなっています。しかしこの区間は齋藤道三・織田信長の居城になった金華山山頂の稲葉城(岐阜城)を遠望しながら歩く事が出来る歴史の道です。司馬遼太郎の「国盗り物語」さながらに,この道を戦国時代の武士達が行きかった姿を想像しながら歩くと往時の人々のエネルギーを感じます。
「新修 五街道細見」 (岸井良衛 青蛙房)には 鵜沼宿から加納宿までは四里八丁(約16.9km)とあり随分と離れています。またその間は「広き野なり。この野に田畑なし。只青草のみ生ず。野の南に三井山と云うあり。その山の南,木曽川まで,みな野なり。」と記されています。現代とは全く異なった風景が広がっていたようです。
注:GPSの測定誤差,カメラ時刻の狂いなどで写真の位置が実際の位置とずれている場合があります。
注:歩いた道が必ずしも旧街道のルートを正確にトレースしている訳ではありません。
ピンク実線=実際の歩いたGPSログ
青実線=推測したルート