電子足跡ルート地図:奥州街道 青森宿から蟹田宿へ

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奥州街道 青森宿から蟹田宿へ

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奥州街道を 青森宿から油川宿‐蓬田宿‐蟹田宿 まで歩いたページです。

陸奥湾の西側の海岸沿いを北上する道です。
旧奥州街道は海岸線から100mくらいしか離れていませんが,街道沿いは家並が続いて途切れる事がなく意外と街道沿いからは海が見えません。
それでも磯の香がし,鴎が飛び,海を強く感じます。途中,小さな港が点々とあって,おそらくかつては漁業で賑わった街道筋なのでしょう。

これまで日本橋から海を見る事は無く,場所によっては人里離れた山の中をずっと歩いて来たので,海のそばを歩くのは新鮮な感じがします。
旧奥州街道沿いに津軽線が通っていて,駅の間隔も他の地方より短い感じがします。街道のそばに鉄道が走っていると安心感が増しますし,待合室で休む事も出来るので歩く上では本当に助かります。

この道は太宰治の小説「津軽」で青森からバスに乗って蟹田まで行った道でもあります。
「津軽」は昭和19年(1944年)に太宰治が出版社の依頼で,生まれ故郷の津軽を取材旅行した事をベースに書かれた小説です。文章中にこれまで歩いて来た地名やこれから歩く地名が散見されこの区間を歩く上では是非とも読んでおきたい一冊です。

注:GPSの測定誤差などで写真の位置が実際の位置とずれている場合があります。
注:歩いた道が必ずしも旧街道のルートを正確にトレースしている訳ではありません。
注:ピンク実線=実際に歩いたGPSログ   青実線=推測したルート