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中国製 パーキング・ヒーター操作方法

最初に

本ページは車載用の中国製パーキングヒーター モデル:BSE-D5 の操作方法について説明しています。

 名称:エアパーキングヒーター
 モデル:BSE-D5
 燃料:灯油 軽油 (ディーゼルのモデルですが私は灯油を使っています)
 ヒーティングパワー:1-5kW
 定格電圧&消費電力:12V 40W
 購入先:Amazonで購入
 (ショップにもよると思いますが本体に加えて別途輸送費が必要でした。2週間ほどで届きました。)

本ページに記載している操作方法は、添付されていた取扱い説明書は日本語でしたが、記載内容が購入した製品と異なった図であったり、日本語として非常に分かりにくかった為 インターネット情報や試行錯誤した内容を基に操作方法を説明したものです。従って本来の操作方法ではない 或いは 間違いがある可能性があります。



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注意事項
 


試運転する事をお勧めします

余計なお世話と言われるかも知れませんが、
パーキングヒータを車に取り付ける前に本体のカバーを外して内部の燃料チューブや配線などを観察して燃料チューブの外れや配線ケーブルの被覆の破損などをチェックする事をお勧めします。他の方のインターネット情報には燃料チューブが折れ曲がっていて燃料が供給されなかったとか、配線の被覆が破れていたなどの記載がありました。
一応、私が購入した製品は特に異常な部分はありませんでした。

次に,取り付ける前に試運転する事をお勧めします。
他の方のYouTubeの動画に試運転したときに排気パイプから煙が出た動画がありました。私が購入した製品も同じように煙がでました。
想像ですが、これは製品の部品加工や組み立てなどで使用した油が残っていて、その油が燃える為ではないかと思います。数分でこの煙は出なくなります。

重要:再稼働した時の現象

私は本製品にバッテリーから電力を供給するケーブルにスイッチを付けています。夏場など長期間使用しないときは本製品に電力を供給しない様にしています。

長期間電源を供給しないで電源を再投入したとき、コントロールパネルのON/OFFボタンを押しても本製品が点火しないでエラーを表示する事があります。エラーコードは E-07 と表示されます。

今のところ電源を供給してから 本体のON/OFFボタンを何度か押して暫くすると点火動作が開始します。電源を供給してから1分位で正常に動作する場合もありますし、30分位かかる時もあり一定な時間という訳でもないようです。
再稼働後に普通に使用している時は直ぐに点火動作を開始します。
製品の仕様なのか、私が購入した製品の固有の問題なのかは分かりません。
同じ様な現象になった場合は通電してから暫く様子をみる様にしてください。

メンテナンス

以下はマニュアルに書いてある事です。
1.上記の現象と関係があるかもしれませんが、ヒーターを使わない時期(例:夏季等)でも、ヒーターを10分位稼働させる。
(どの程度のインターバルで稼働させるのが良いのかは書いてありません。)
2.本格的に使う前に目視で燃料チューブなどの給油系統に異常がないか調べる。
3.本格的に使う前に仮運転をして動作に異常がないか調べる。

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コントロールパネルの名称
 




他の方のインターネット情報を見るとコントロールパネルのレイアウトが異なるものがありました。レイアウトが異なっていても機能としては大きな違いはないかと思います。

手動によるエア抜き
 

燃料をタンクに入れても燃料チューブに空気が溜まっているので燃料が燃焼室まで供給されない場合があります。その場合チューブに溜まっている空気を抜く為の操作です。この操作ではヒーターは燃焼しません。

この操作は試運転のときに本体カバーを外して内部が見える状態で行う事をお勧めします。

操作手順
1.本体の設定ボタン ☸ と ダウンボタン  を同時に押す。
2.コントロールパネルに "H oF " と表示される。(おそらく ヒーターはOFFという意味と思います)
3.アップボタン  を押す。
4.液晶パネルにポンプマークが表示され、ポンプのみが動いて燃料チューブ内の燃料が移動する。
5.OK ボタンを押すことでこのモードから抜けて燃料ポンプが停止します。
注:インターネット情報ですが、エア抜きで燃料が燃焼室まで大量に供給されると黒煙が出たりトラブルの原因になると書かれていました。燃料供給チューブの燃料の状態を見ながら、燃料が燃焼室に入る前にエア抜き操作は止めた方が良いとの事です。

温度自動制御モード運転の手順
 


点火操作


本体に電源を供給するとコントロールパネルが下図のような表示になります。

1)情報表示部は電源を供給してからの経過時間が分単位で表示されます。

2)ON/OFFボタン Φ を押す。
3)コントロールパネルの情報表示部に oN が数秒間表示されて、経過時間の表示に戻る。
4)ファンが回る音が聞こえる。
5)暫くすると、ポンプが駆動する コン、コン、コン、・・・ という音が聞こえる。
6)ポンプとファンの音が早く、大きくなりポンプが回ってから1分半位で温風が出始める。
7)ポンプが回り始めてから3分位で本格的に温風が出て来て稼働する。
8)室温がある程度上昇するまではファンとポンプはフル稼働する様でかなり大きな音がします。室温がある程度上昇すると音は静かになります。

室温調整


1)室温の調整は アップボタン ◀ と ダウンボタン ▶ を押す事で調整出来ます。
一回押す毎に1度設定温度が変わります。
2)温度の設定は8℃~35℃の範囲で設定可能です。

運転停止操作


1)ON/OFFボタン Φ を 2秒以上長押しをする。
2)コントロールパネルの情報表示部に oFF が数秒表示された後に経過時間の表示に戻る。
3)燃焼は止まりますが、ファンは回り続けクールダウンを行います。
4)数分間クールダウンを行い本体が冷えた状態になると、ファンが停止して、動作を停止します。
5)私は暫く使わない場合は電源スイッチをOffにして電力を供給を止めています。給電を遮断するときはファンが停止して本体が冷めた状態で遮断する様にしています。

普通に使用するには上記までの操作で充分に機能します。

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運転状態のモニター
 

ヒータを運転中に 確定(OK)ボタン を押すことで運転状態をモニターする事ができます。
確定(OK)ボタンを押すごとにサイクリックに表示が変わります。

1)時間表示状態で 確定(OK)ボタン を押す。
 ↓
2)室温表示
 ↓
3)設定温度表示
 ↓
4)電圧表示
 ↓
5)標高表示
 (気圧高度計が内臓されているらしい。標高が変わるとそれなりの高度を表示していました。)
 ↓
6)E-00 と表示される
 (マニュアルには 『履歴エラーコード表示』 と記載してあります。ただし E-00というエラーコードは記載されていませんでした。)
 ↓
1)最初の表示に戻る。

1)→ 2)→ 3)→

4)→

5)→

6)→

マニュアル運転モード
 

上記までの記述は室内温度を設定して運転させるモードの説明でした。
この章では温度設定はせずに、マニュアルで運転させるモードに関して説明します。
個人的にはこのモードで運転する事は少ないと思います。

1)確定(OK)ボタンとアップボタン ◀ 同時に押す。
2)コントロールパネルのLCDの表示が左の様になる。P-X.X Hz  の値は 1.4Hz~5.4Hz まで設定可能です。
3)アップボタン ◀ を押すとPの値が増え、ダウンボタン ▶ を押すとPの値が小さくなります。
4)Pの値が大きいとファンとポンプの動作が早くなり、値が小さいと遅くなります。
あくまで推測ですが、Pの値は 1秒間あたりのポンプ動作回数=燃料の供給量 ではないかと思います。
5)設定したPの値の状態で室温とは関係なく動作します。
6)確定(OK)ボタンとアップボタン ◀ 同時に押す事でマニュアルモードから抜けて温度自動制御モードに戻ります。

タイマーON/OFFの設定
 


最初に
1.私が購入した製品(モデル:BSE-D5)固有の仕様かも知れませんが、
本製品のタイマーによるON/OFFの機能は ”設定した時刻” になると自動で起動したりシャットダウンする仕様ではありません。
タイマーで ”設定した時間” が経過したとき に自動で起動したりシャットダウンする仕様です。注意して下さい。

(普通に考えたら、指定した時刻 例えば朝7時とかにON/OFFすると思い込んでいました。この事が分かるまで何度もトライして無駄な時間を使いました。)

2.設定した値は 確定(OK)ボタンを押すことで設定内容が確定し保存されます。

3.本体に供給する電源を遮断すると、設定した内容は消去して初期状態にリセットされます。

4.私はこれまで実際の車中泊でこのモードを使用した事はありません。
 朝、目が覚めたら電源を入れて、ある程度車内が温まってから起きるという物ぐさな性格です。

操作手順
1.時刻の設定
1)本体に電源を供給する。
2)左の様に情報表示部は Hh:Mm の時間表示になります。
3)左上の 設定ボタン☸ を押す。
4)4桁目の 0(ゼロ) がブリンク(点滅)した状態になる。 
5)ブリンクした状態で
 アップボタン ◀ または ダウンボタン ▶ を押すと数字が増減する。例えば 12時15分 をセットする場合は4桁目の 0(ゼロ) がブリンクしている状態で アップボタン ◀ を押して 1 を表示して 確定(OK)ボタン を押す。これで 1 がセットされて保存される。
6)確定すると3桁目がブリンクするので、同様に値をセットする。以下2,1桁目も同様。

注:時刻をセットする意味はあまり無いので 確定(OK)ボタン を押して桁を進めて 00:00 をセットする事でも良いと思います。

2.タイマーモードの設定
1)時刻の設定が終わると 目覚まし時計マークが表示されて、1 oF の文字が表示される。oFの文字はブリンクしている。

2)アップボタン ◀ を押すと 1 oF  の表示が 1 oN の表示に変わる。
(表示の意味はタイマー1は設定した経過時間になったら電源オンの動作をするという意味だと思います。)
oFに戻す場合はダウンボタン ▶ を押す。

3)確定(OK)ボタンを押す。設定が確定して保存される。


3.タイマー1の経過時間設定
1)表示が変わり、99:59 が表示される。4桁目の9はブリンクしている。
2)上記 1.時刻の設定 と同様の操作で、時間をセットする。

例えば 01:15 とセットした場合はタイマーをセットしてから 1時間15分後に電源が入るという設定になります。

注:上記に記載したように何時何分に電源を入れるかではなく、タイマーを設定してから何時間何分後に電源を入れるかの設定になります。

4.タイマー2の経過時間設定
タイマーは2つセット出来るようですが、テストしていないので説明を省略します。
確定(OK)ボタンを押して次に進んでください。

おそらく、タイマー1で電源が入る時間を設定しタイマー2で電源がOFF(シャットダウン)になる時間を設定するような使い方をするのだと思います。

5.管理パスワードの設定
上記の操作の後
画面が左の様になります。
パスワードを設定してパスワードを知らない者が設定を変更するのを防止する為と思いますがテストしていませんので説明は省略します。

1)確定(OK)ボタンを押すと最初の画面に戻り設定モードは終了します。

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高原モード
 


マニュアルを見ると ”高原モード” という記載があります。

マニュアルの記述に従って操作しましたが、高原モードになった雰囲気はなく、色々と試行錯誤しましたが、結局分からずじまいでした。ですので高原モードの説明は省略します。
今後もチャレンジして上手く操作出来たら掲載します。

参考1:
標高の高い所は酸素濃度が薄いので、供給する燃料濃度を調整するモードと思います。気圧高度計を内臓していると思われますが、気圧の変化で測定高度も変わるのであまり正確ではないようです。
また、マニュアルにはこのモードは ”慎重に使ってください” と記載されていますが、どの程度の標高になった場合にこのモードを使用するのかの記載はありませんでした。

参考2:
キャンピングカーメーカーのホームページにバベスト社のパーキングヒーターに関する記載がありました。
それによると、1500mを超える高地でパーキングヒータを使うと スス が溜まりやすくなるので高地モードで使用するべきと記載されていました。
ですので、本製品の高原モードも1500m程度の標高以上の場合で使用するのではないかと思われます。
逆に言えば1500mを超える所で高原モードで運転しない場合は スス が溜まるという事だと思います。

リモコンのペアリング方法
 

本パーキングヒーターにはリモコンが付属しています。
リモコンは本体とペアリングをして始めて操作可能になります。

ペアリングの方法
1.本体のダウンボタン ”” を長押し。
2.液晶パネルに HFA と表示される。
3.リモコンの 電源ボタン”Φ” と ”OK”ボタン を同時に長押しする。
4.ペアリング終了。
他の方のインターネット情報ではリモコンの電池を抜くとペアリングが解除されたとの記述がありましたが、私が購入した製品ではペアリングした後に、本体への電力供給をOFFにしても、リモコンのバッテリーを抜いてもペアリング状態は維持していました。

エピローグ
 

車内を温める機能としては充分な性能と思います。取り付けて1シーズンしか使用していないので、品質や耐久性の評価はこれからになります。
この価格でこれだけの性能であれば充分ではないかと思います。
ただ、車内で石油を使い、火を扱うので充分に気を付けて使用したいと思います。



END

2021年03月06日 作成

Column


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