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電子足跡:富士山麓キャンプ歩き

赤富士

概要


富士山麓を白糸の滝から河口湖までキャンプをしながら歩いたページです。 前半は快晴に恵まれて富士山が圧倒的な大きさで見える旅でした。

遠くから富士が小さく見えるのも何となくその日一日が良い事が有りそうで嬉しいものですが,今回のルートの様にまじかで裾野が広がる富士を見ると美しさが際立つように思います。


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情報
日時
   2015年10月3~6日   
全体コース    
  富士宮駅→(バス)→白糸の滝→田貫湖→朝霧高原(キャンプ)→本栖湖→青木が原樹海→富岳風穴→西湖(キャンプ)→富士御室浅間神社→河口湖(キャンプ)→河口湖駅   
状況    
  日にち  天候 移動
距離
コース
10月3日 快晴  13.5km  白糸の滝10:00発→田貫湖→朝霧高原(もちやキャンプ場 15:00着)
  10月4日 快晴  24.5km  朝霧高原→本栖湖→青木が原樹海→富岳風穴→西湖(PICAキャンプ場)
  10月5日 曇り時々小雨  14.2km  西湖→富士御室浅間神社→河口湖(ニューブリッジキャンプ場)   
  10月6日 曇り    河口湖→河口湖駅
概略装備  
  衣: ウールシャツ,インナー,着替え一組,レインスーツ,ライトダウン,ヘッドランプ,カイロ,登山靴(ミッドカット)  注:標高が高いのでライトダウンとカイロを装備に入れて正解でした。
  食: バーナー,コッヘル,インスタントラーメン3食,フリーズドライライス3食,行動食兼つまみ,ウィスキー
  住: テント,3シーズンシュラフ,エアーマット,グランドシート

富士山麓ルート


GPSログをGoogleEarthで
ツアーする方法
↑地理院地図(電子国土web)に詳細ルート地図とポイントの写真が開きます。

↓文字をクリックすると各詳細な記述にジャンプします。
富士山麓歩きルート

カシミール3D(http://www.kashmir3d.com/)         国土地理院
本地図はカシミール3DによりGPSデータを国土地理院地形図に描画してそのイメージデータを加工したものです。


プロローグ


2015年10月3日:

JR富士宮駅に降り立ち白糸の滝に向かうバス停を係りの方に聞こうと思い
「白糸の滝に行くバス・・」と言いはじめたら,係りの方が言葉を遮り交差点の方ををさして
「今出たバスです!」と言うやいなや交差点の方に向かって走り出して運転手さんに手を振りながら
「お客さん,お客さん!」と絶叫してバスを停車させてくれました。「お客さん早く!」という
声に押される様にバスに乗り込み慌ただしく富士山麓の旅がスタートしました。
係りの方運転手さん御対応有難うございました。

白糸の滝


バスに揺られて30分。中学生の頃に最初に白糸の滝の写真を見た時から一度は訪れて見たいと思っていた場所にようやく来ることができました。それも快晴で虹が掛かった白糸の滝を見る事ができました。
 

勝手なイメージでは深山幽谷の地にあると思っていましたが立派な道路が近くを走り,
お土産屋さんが軒を連ね少々拍子抜けしましたが芝川から流れ落ちる滝の迫力と幾筋もの湧水の滝は「清冽」と言うより「清楚」と言った方がピッタリします。華厳の滝が男性的ならば白糸の滝は女性的な感じがします。

滝つぼからの飛翔する霧上の飛沫が顔を撫で清々しい気持ちになります。
それにしても水底まで見える滝つぼを見るのは何年ぶりだろう・・・
白糸の滝を後にして田貫湖に向かいます。   芝川はまた後で出会う事になります

田貫湖   天空の湖?


小学生の頃に富士五湖の事を習ったとき,地図を見ると大きな湖は芦ノ湖も含めると7個あるのに
何故富士五湖なのかという疑問がありました。
この歳になって調べてみたら地質学的な成因が違う事が分かりました。
他の湖は堰止湖ですが田貫湖は元々は沼で昭和になってから堤防を造った人造湖だとの事です。



その成因と関係あるのか田貫湖の風景は富士五湖と異なります。
富士五湖は回りが山に囲まれて深山の神秘的な湖のイメージですが田貫湖は南側に山が無く開放的です。
標高も高い所にあるので,まるで湖面と空が繋がって空中に浮いている湖の様に見えます。 
もし天空の城ラピュタに湖が有ったとしたらこんな風に見えるのかなと思いました。
波も無く穏やかな風景です。「のんびり」ってこんな風景のことかな・・?

田貫湖畔のレストランでゆっくり昼食を摂ってまた歩きます。

林道


田貫湖からは暫し林道の道です。10月と言うのに日差しが強いので林道の木陰は嬉しいです。
そのうえ車はほとんど通らないので貸し切り状態の道です。

                          芝川上流 白糸の滝で分かれてまた再会です。
川が道を横切っている!
テレビで海外の僻地を行くジープが川を横断するシーンを見ることがありますがこんな小川が道を横切っているだけでチョットした冒険気分になります。

井之頭地区の風景


林道が終わり芝川を渡ると人家が増えて井之頭地区に出ます。
道が直線的に整備されていなくて江戸時代の農道がそのまま生活道路になった様で歩いていると心地よいです。
さすがに藁ぶき屋根の家は無いですが何となく懐かしいと思える風景です。



朝霧高原 もちやキャンプ場


15時頃に予定していたキャンプ場に着きました。広葉樹の中の草付のフリーサイト。快適なサイトです。テントを張って準備完了です。


そばにコンビニがあるのでビールとつまみを現地調達。
ベンチに座って富士山を見ながら一気に飲み干します。「プハァー」って擬声語はこの時の為にあると思います。この瞬間が一日の業を終えたときの喜びです。

赤富士
西側の雲の隙間から富士に夕日がさしています。赤い帯が時間とともに山頂に向かって上がって行きます。日が沈む瞬間,雲が切れ赤富士が浮かび上がりました。 贅沢な時間が過ぎて行きます。
赤富士1赤富士2赤富士3

赤富士

そして深夜,目が覚めてテントの外に出ると・・・
少し冷たい風が優しく流れるなかシルエットに浮かぶ富士に満天の星が広がっています。
北極星,カシオペア座,北斗七星,そしてうっすらと銀河が流れています。 
まるでCGかと思うほどですがまぎれもない自然です。
美しさ,壮大さ,神秘さを表現する言葉が思い浮かびません。

朝霧高原もちやキャンプ場紹介:
単なるキャンプ場という事ではなくドッグランやアスレチック設備などが揃った家族向けのリクリエーション施設と言った方が適切な感じです。
15時頃着いた時は大勢の家族連れの賑やかな声が響いていました。国道側に広い駐車場がありレストランやお土産屋さんもあります。
10月なのでキャンプは数家族だけでした。静かな良いキャンプでした。
国道側の入り口から300mほどのところにコンビニあり。

 キャンプサイト:
 草付フリーサイト 1500円/日 シャワー施設あり トイレは水洗。よく掃除されています。

朝霧高原 もちやキャンプ場 朝


2015年10月4日:

5時40分起床 キャンプ場の朝は早いです。赤富士から僅か12時間後東の空が白みます。
今度は東の空が時間とともに色が変わります。
普通眼にするグラデーションは一枚の絵や写真ですが朝空のグラデーションは澄んだ空気の中で
時間とともに変わるグラデーションです。通常の生活では時間のグラデーションに気が付くことはあまりないです。
でも仕事をしている頃一度だけ,朝早くアクアラインを通ったとき時間とともに変わる空を見たことがありました。
朝早い仕事も良いものだと思った時間でした。


インスタントラーメンとコヒーで簡単な朝食を済ませて出発です。
歩きはじめると4歳位の女の子がお母さんと芝生の上で遊んでいます。昨日のキャンプした家族でしょう。
子供が遊ぶ声は何故か平和と明るい未来を感じます。

朝霧高原


139号線に沿って北上します。ここから見る富士は裾野が広がり雄大です。


静岡と山梨の県境       
静岡側から山梨方向      山梨側から静岡方向


旧上九一色村
突然現れたポツリと立っている天使の像。説明文も無く周りにはチェーン着脱所以外に人工物はありません。
支柱に上九一色村の文字。 ここがあの事件の舞台になった地かと気が付きました。
あの当時上九一色村という地名を聞かなかった日は無かった様に思います。 町村合併で上九一色村の名前は無くなったとインターネットに記載がありました。


青木ヶ原樹海

本栖湖畔で休憩して青木ヶ原樹海に向かいます。東海自然歩道に入る予定が道を見落としてしまい
別荘地が終わった場所から青木ヶ原樹海に入りました。入り口にルート案内板があります。
ここ以外にも要所要所にルート案内板が設置されていますが距離は書いてありません。



今から千数百年前富士山中腹の噴火による溶岩流の上に形成された森林との事です。
いたる所に苔むした溶岩が有ったり倒木が有ったり,快晴なのに薄暗い道を進みます。
更に,迷うとそのまま帰れなくなると言う話が頭を過ぎり実際の暗さ以上に暗く感じます。


富岳風穴まで国道139号線が見える場所もありますが風景は殆ど変わらないです。
道(東海自然歩道)はしっかりついているので迷う心配はないですが,富岳風穴まで約5㎞ときどき不安になりながらも歩きます。GPSが無かったらどこを歩いているのか分からないです。
もしGPSを持たずに道から数十m迷い込んでしまったら帰れなくなるのではないかと不安になりました。

注:東海自然歩道を歩いていますが地図のGPSの測定誤差が大きくなっています。
  場所によっては国道139号線を横切っている部分などもありますが実際には横切っている訳ではないです。

富岳風穴




PICA富士西湖キャンプ場

西湖の湖畔にある広大なキャンプ場。
如何にもアウトドア好きという感じのスタッフの方達が出迎えてくれました。
朝霧高原から一人で歩いて来たと告げたら驚かれてしまいました。
料金など一番安いところを案内してもらったりサイト内の施設を丁寧に説明して頂いたり親切な対応でした。
キャンプサイトに加えてパオ,トレーラハウス,コテージなど色々な宿泊施設が整いキャンプのテーマパークと言った感じです。受付を兼ねた事務棟は売店もありビール,ワインも販売しています。
炊事場やトイレは掃除が行き届いていて気持ちの良いキャンプ場です。
テントサイトにはAC100V電源が供給されていますしなんと言ってもお風呂付です。
パオの隣に犬小屋のような感じでテントを設営してから早速風呂に入りました。広めの浴槽でゆったりと入浴できます。


名古屋から来た家族連れがパオでバーベキューを始めたので,こちらは一人でビールとフリーズドライの夕食です。バーベキューの香りと一緒に笑い声が聞こえてきます。

まだ子供達が小さかった頃よく家族でキャンプをしました。その頃を思い出しながらビールを飲みます。
「人生で楽しかった思いでは何か?」と聞かれたら「家族とアウトドアで遊んだ事。」と躊躇なく答えられます。
結構子供達と一緒に遊んだと思いますが,それでも遊び足らなかったなと後悔することがあります。
子育て中の現役の皆さん。仕事が忙しいとは思いますが時間を作ってお子さんと遊んでください。
子供と遊べる時間は人生の中でほんの一瞬です。二度と訪れる事のない時間です。

河口湖畔


2015年10月5日 :

昨日までと打って変わって曇り時々小雨の天気です。
幸い撤収するときは雨は止んでいたので助かりました。撤収するときの雨はさすがに荷物が濡れるので困ります。
でも雨の中を歩くのは雨具を着ていればそれ程苦痛ではないです。雨具を着ると蒸れますが服装が適切だと雨が体温を適度に抑えてくれるので歩き易いです。

湖北ビューラインを通り西湖から河口湖に向かいます。
左は河口湖のそば長浜地区の風景です。刈り入れが終わり静かな時間が流れています。
右は河口湖 モノトーンな風景がしっとりとした感じで旅情を感じます。
湖畔に遊歩道が整備されていて車を気にせず歩けるのは嬉しいです


富士御室浅間神社。世界遺産の構成要素のひとつです。
富士山頂から見て真北にあるので晴れていたら社殿から鳥居越しに富士山頂が見えたかもしれません。


ニューブリッジキャンプ場

富士御室浅間神社を後にして忍野八海に向かって歩いていました。忍野八海付近でキャンプのつもりでした。

ところが歩いていると温泉の看板がやけに目につきます。温泉と旅は切り離せないので今日の行動を切り上げて河口湖でキャンプする事に変更しました。気軽に自分の都合で予定変更できるのも一人旅・歩き旅の魅力です。
進路を北に変えて河口湖大橋南詰にあるニューブリッジキャンプ場で一泊です。

設営後,早速温泉に向かいました。くつろぎの宿 泰平館でゆっくりと汗を流してさっぱりして帰ろうとすると主人が「今日は曇って富士が見えなくて残念ですね。もしよかったらこれ差し上げます。」と言って手渡されたのが真っ青な空に白い峯の富士の写真でした。
驚いていると「ここから見える富士です。」「今年の冬に撮りました。」との事。
雲っていたのに明るい気持ちになりました。今回の旅で見た一番綺麗な富士です。ご主人有難うございました。

ニューブリッジキャンプ場は針葉樹の中にあるこじんまりとしたキャンプ場です。
針葉樹の落ち葉が厚く積りフカフカなサイトです。受付を兼ねた建物が駄菓子屋というか萬屋さんのような雰囲気。昔懐かしい正統派のキャンプ場です。寒かった事もあり貸し切り状態でした。
夕暮れになったら疲れとビールの酔いが回り,まだ少し明るかったのですがテントに潜り込んで眠りに付きました。明日は富士急河口湖駅から帰宅です。

END

2018/12/23 ver5.17.0 ポップアップで起動する地図をGooglMapから地理院地図(電子国土Web)に変更
2016/09/15 ver3.30:轍(Wadachi)によるGPSデータと写真のマッピングデータ変更
2016/01/09 作成
電子足跡ルート地図: 富士山麓歩きキャンプ旅

Column


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