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電子足跡:車中泊改造

私は車中泊をしながら歩き旅をする事が多いのですが、このページは車中泊用に車を改造した例を紹介しています。


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目次
 1.ボディタイプの選択

 2.電装品の実装
  2-1.車内でAC100Vを使える様にするには
     アイソレータ
     DC/ACインバーター
     サブバッテリー
     ポータブル電源
     ソーラー(太陽光)パネル
     注意事項
  2-2.使用している電装品について
     電子レンジ・冷蔵庫・電気毛布について
  2-3.フレームと電気製品棚

 3.居住空間
  3-1.セカンドシート部分
  3-2.荷室の収納ボックス兼ベッド台
  3-3.換気扇
  3-4.エア・パーキング・ヒーター取り付け


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歩き旅は期間も長くなるので、宿泊費が大きな負担になります。また歩いて旅をすることは楽しいですが、道筋から少し離れた観光スポットや名刹などは諦めて素通りせざるを得ません。歩き旅と車中泊を組み合わせると宿泊費を気にしなくて良いので天気が悪い日は車の中でのんびり休んで天気の回復を待つこともできます。車を併用することで歩いた後や休みの日に、行けなかった観光スポットに車で行く事もできますし、歩いたあとは付近の温泉に直行する事もできます。
歩き旅と車中泊の組み合わせですと 「なんか自由!」 って感じがします。

これまではワゴンタイプの普通車で車中泊しながら歩き旅を楽しんでいました。後ろのシートを倒してその上に板を敷いてシートの凹凸を無くして、板の上にマットレスを敷いてベッドにしていました。一人で車中泊するにはそれなりのスペースでしたが、その車も10数年経ち25万Kmも走ったので買い替える事にしました。

写真:これまで何十回も車中泊した普通車の車中泊室内
 横幅は容認できる幅でしたが高さが低くて居住性は今一でした。



初めは中古車にしようかとも思いましたが仕事もリタイヤ―して新しい人生をスタートしたので奮発して新車にしました。

更に
車載用の冷蔵庫、電子レンジを付けました。
元々はビールを冷やすのと、朝 温かい飲み物を飲む為に付けたのですが、最近はビールを冷やしたりお湯を沸かすだけではなく、歩き旅に出る前に肉料理 例えばステーキやシチューなどの料理を作ってジップロックのビニール袋に一食分づつ小分けにして冷凍して持って行くようにしました。
車中泊の時にその肉料理を電子レンジで温めて夕食にしています。
海辺や山脈が見える風景の良い所で爽やかな風に吹かれ、暮れゆく空を見ながらビールとワインを飲んで食事するのは優雅でなんとも言えない贅沢な時間です。

更にさらに
冬場、社内で過ごすのはかなり寒いです。そこでDC12VをAC100Vに変換するインバーターを取り付け 電気毛布を使える様にしたり、エア・パーキング・ヒータと言われる車載用のFFファンヒーターを取り付けて寒さ対策もしています。

ボディータイプの選択

ミニバン、ワンボックス、キャンピングカーの3タイプを検討しました。キャンピングカーは高価なのと普段使いが出来ない、車庫に入らないなどの理由で初期の段階で検討から除外。
ミニバンかワンボックスどちらにするかは随分迷いましたが、ミニバンは使い勝手は良いですし普通車感覚で乗れるので良い選択肢と思いました。
ワンボックスだと4ナンバーの商用車しかなく毎年車検というのが引っ掛かります。
色々検討しましたが最終的には居住スペースの広さを優先してワンボックスにしました。

ワンボックスですと
トヨタハイエースか日産キャラバンかマツダボンゴという選択肢になりますが、最終的に ”ユーティリティナット” と言われる ねじ穴が 車内の壁面に設けられていた事が決め手になりキャラバンにしました。

写真:キャラバンのユーティリティナット


ブラックな笑い話ですが、
中古車を探しているときクラウンのワゴンタイプが展示してありました。早速店員さんに見せてもらって、後部シートを倒して寝てみました。さすがにクラウン広いです。この広さなら車中泊もストレスを感じないなと思ったのですが、クラウンの荷室で横になって天井を見ている姿が霊柩車に乗って運ばれている姿と重なってしまったので、「クラウンはちょっとな~」「どうせ最後に箱に入ってクラウンに乗せられるし、今乗らなくてもいいか・・」 という事でクラウンはやめました。もしクラウンワゴンで車中泊している方がこれを読んだとしても気分を害さないでください。あくまで個人の感想です。

電装品の実装


車内でAC100Vを使える様にするには

これまで普通車で車中泊していた時は、冬の夜の寒さは身こたえました。また朝は暖かい飲み物や食べ物が欲しいと思ってもかなわず。ガスコンロなどでお湯を沸かしたり、暖をとるという選択肢もありますが車内で火を使うのは危険なので、電気毛布と電子レンジを使えるようにしたいと思いました。そこまで来ると、夏場歩いたあとは冷たいビールが飲みたいと段々贅沢になってきます。その為には車内でAC100Vの電気製品を使える様にするか、DC12Vで使える車載用の電気製品を購入するという選択肢になります。

そこで
インターネットで調べると車内でAC100Vを使えるようにするには、アイソレーター、DC/ACインバーター、サブバッテリー、場合によってはソーラーパネルが必要と書いてあります。
使用する電気製品の消費電力が大きい場合はアイソレータからサブバッテリーに供給される電力量だけではサブバッテリーが上がってしまう場合があります。その場合はソーラーパネルを追加する事になります。

アイソレーター
別名、走行充電器と言われてエンジンが回転しているときに車の発電機で発電された電力を、セルモータ用のメインバッテリーと車内で使う電気製品用のサブバッテリーに電力を供給し、エンジンが回転してないときに車内の電気製品を使うときはサブバッテリーのみから電力を供給する為の機器です。この様に制御する事で車内電気製品を使ってもセルモータ用のメインバッテリーのバッテリーあがりを防止します。

DC/ACインバーター
インバーターはDC12Vのバッテリーの電力をAC100Vに変換する機器です。出力電力は色々あって数10Wから数千Wのものまで多種多様です。また出力波形も家庭の電気の様な正弦波(sin波)のものや矩形波(方形波)のものなどがあります。一般的に出力電力が小さいもの、正弦波より矩形波のものの方が安価です。矩形波タイプの方が安価ですが使用する電気製品によっては上手く動作しない場合があるとの事で注意が必要です。

サブバッテリー
車内で使う電気製品に電力を供給する為のバッテリーで、通常のセルモータを回すバッテリーと異なり "デープサイクルバッテリー" という種類を使います。通常のセルモータを回すバッテリーは瞬間的に大電流が流れる様に設計されていて過放電充電を繰り返すと内部の電極が劣化して寿命が短くなります。
一方、デープサイクルバッテリーは比較的少ない電流を長時間流す様に設計されていて過放電充電を繰り返しても寿命が短くならない様に設計されています。

ポータブル電源
最近は上記の製品が一体になったポータブル電源が販売されています。
面倒くさい配線が不要で携帯も出来るので良い選択肢だと思います。
なお、使う電気製品の消費電力で使える電気製品と使える時間が決まるのでバッテリー容量やインバーターの容量に注意して選んでください。

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ソーラー(太陽光)パネル


特に説明するまでも無いですが、太陽光を光電効果を使い電気エネルギーに変換するデバイスです。

 ソーラーパネルの取り付けはこちらを参照してください。

配線の注意点


バッテリーや配線は見苦しくならない様にするのと、配線の保護や電極がむき出しなってショートしない様に配線兼バッテリーボックスを作り荷台の左右に取り付けています。
また、配線は極力配線パイプを通して配線しています。

写真左:アイソレータとインバーター
写真右:サブバッテリー 後部の左右に一つずつ計2個のバッテリーを積んでいます。


注意事項

1)突入電流について
アイソレータやインバーターは入出力容量の規格があります。
使用する電気製品の消費電力によって必要な容量が決まります。
問題なのは特に電子レンジなどは定格の消費電力も大きいですが、突入電流と言われる電源を入れたときに一時的に大きな電流が流れます。

突入電流は一時的に流れるだけですが、その電流によってはインバーターの保護回路が動作して電力を供給できなくなる場合があります。一般的に突入電流がどの程度流れるかは製品の仕様書に記載されていないのでインバータの容量を決めるときに迷ってしまいます。
容量が大きくなると価格も高くなりますが、余裕を持った容量のアイソレーターやインバーターを選ぶ事をお勧めします。
現在私が使用しているインバーターはReBIRTHというブランドで2000Wのものです。安かったので選んだのですが、100Vの電子レンジやIHヒータ或いはオーブントースターなどを使おうとすると保護回路が働いて遮断される事が多かったです。

インバーター、アイソレータ、サブバッテリーの選び方はインターネットに情報がいっぱい載っていますのでそれらを参考にするか、近くにキャンピングカーメーカーがあれば相談するのが良いと思います。

2)配線ケーブルについて
電子レンジは大きな電力を消費します。大電流が流れて細いケーブルでは発熱して被覆が損傷する危険があります。同様に放電したサブバッテリーに充電するときも大きな電流が流れます。
配線は極力太いケーブルを使用して短く配線してください。
太くて短いケーブル=抵抗値が小さい=損失が小さい=発熱量が小さい

私が使用しているケーブルはホームセンターで販売されていたケーブルの中で最も太いケーブルです。
ケーブルに KIV 8mm2(8平方㎜) と書かれています。
電子レンジを使うとケーブルが少し暖かくなっているのが分かる程度に発熱します。

とまあ、知ったかぶって書いていますが大半はインターネットに掲載されている内容です。

使用している電装品について


下記は現在私が使用している機材です

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品名 メーカー等 品番 仕様等
アイソレーター 大橋産業KK 2705 入力電圧:DC12V(範囲DC11.5~18V) 入力電流:最大90A
出力電圧:最大15V(昇圧時) 出力電流:最大60A
DC/ACインバーター ReBIRTH C08A/C08B 出力電圧:AC100V 出力電力:2000W  出力周波数60Hz/50Hz(切り替え可能) 出力波形:正弦波 入力電圧:DC12V/DC24V
サブバッテリー AC Delco Voyager31MF 注:並列接続で2台使用
電子レンジ WaveBox WBP-TP660 電源:DC12V 100V/60Hz 
出力:425W
庫内容量:7L
冷蔵庫 ベルソス FCR-A01 電源: DC12V/24V AC100V 50/60Hz
消費電力:45W
設定温度:-20~+20℃
容量:15L 
エア・パーキング・ヒーター アマゾンで購入 BSE-D5 燃料:灯油、軽油
発熱量:1kw~5kw
定格電圧:DC12V 消費電力:40W
その他     電気毛布、パソコン、カメラ・スマートフォン充電、等

注:上記の機材で動作を保証するものではありません。あくまで参考程度にお考え下さい。
注:電子レンジ、冷蔵庫、エア・パーキング・ヒーターはサブバッテリーから直接DC12Vの電力を供給しています。

電子レンジ・冷蔵庫・電気毛布について

●電気毛布
市販品の普通に販売されているAC100Vの製品を使っています。特に問題なく使えています。

●冷蔵庫
以前は量販店で販売していたペルチェ素子の冷蔵庫を使用していましたが
電源を投入してから冷えるまでに随分と時間がかかり数時間通電してもビールがまだ生暖かい程度にしか冷えませんでした。勿論ずっと通電していれば充分に冷えるのですが車載ですとバッテリーの消費が気になりますので、急冷が出来る冷媒をポンプで循環させるタイプに替えました。ポンプの音がうるさいかと思いましたがさほど気になりませんでした。

DC12Vで使えますし、消費電力も小さいので車のシガーライターソケットから電力を供給して使えます。(エンジンを止めて駐車した状態で使用するときはバッテリー上がりに注意して下さい。)
バーベキューなどで長時間生鮮食品を持って行くときにも使えますのであると便利です。

冷凍庫としても使えます
使用している冷蔵庫の設定温度の仕様は -20~+20℃ です。外気温にもよると思いますが -10℃ 位までは冷えました。

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私が購入した型番の製品は現在販売されていないようです。後継の製品ではないかと思います。

●電子レンジ
電子レンジも以前は市販のAC100Vの家庭用電子レンジを使用していましたが、最低出力の400Wで電子レンジのスタートスイッチをオンにしたときでも、インバーターの保護回路が動作する場合があり電子レンジが使えない事がありました。最初の頃はなったり、ならなかったりしていたのですが最近は頻繁になる様になったので、DC12V駆動のWaveBoxという製品に交換しました。

電子レンジ WaveBox について
1)サイズが小さい
内部のサイズがW235×D170×H142(mm)と小さい。底面はB5用紙より一回り小さい。
コンビニ弁当の小さいサイズでしたら入りますが、大きなサイズは中に入りません。その場合は庫内に入る少し深めのプラスチック容器を用意してそちらに移して温めています。

2)温め温度について
・コーヒーを飲む程度の水の量と温度であれば3分位で暖まります。
 (コーヒー用に3分のプリセットボタンがあります)
・弁当であれば5分程度。但しターンテーブルが無い為、温めムラがでます。
 温めている途中で一旦止めて弁当の向きを変えるなどの対応が必要です。

3)カップラーメン用のお湯を沸かすには
 300ccの水の上昇温度。 10分位でカップラーメンに入れて食べれる程度の温度に達します。
経過時間(分) 水温(℃) 備考
20
52
77
 12 92 容器の周りに気泡が付く

4)メーカーにも在庫が少ないようで、私が購入したときは納期が1ヶ月程かかりました。ショップの担当の方も何回も納期を確認して頂いたようで3~4回納期に関するメールが来ましたので気長に待っていました。梱包はしっかりしていましたし、問題なく使用できています。
お湯を沸かしてコーヒー・紅茶を入れる、弁当・おにぎり・パンを温める、レトルトのスープを温める、カップラーメンのお湯を沸かすなど活躍しています。

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WAVEBOX ポータブル電子レンジ
車載 DC12V


●その他の電気製品
パソコン、スマートフォンの充電、カメラのバッテリー充電などは何の問題もなく使用出来ています。


フレームと電気製品棚

ホームセンターで販売しているイレクターパイプをユーティリティナットで車体に固定したフレームを作り電子レンジ、冷蔵庫を載せています。
イレクターパイプのフレームはかなり頑丈で車の振動や発進停止の加速度やカーブの遠心力などではビクともしません。ちなみにベッドで横になっているとき天井のパイプに捕まって上半身の懸垂が出来ます。

電気製品は底面の足の部分が引っ掛かる様に木材でストッパー作り、本体を複数本のマジックテープで固定しています。マジックテープですと急停車の時にずり落ちるのではないかと思いましたが今のところ問題はありません。



スイッチボックス
WaveBoxの電子レンジ、エア・パーキング・ヒーター及び冷蔵庫には本体への電源供給を遮断する電源スイッチがありません。
電気製品の場合、使用していなくても待機電力を消費する場合があります。

家庭用の電気製品ならそれで特に問題は無いのですが、車載ですと長期間運転しない場合はサブバッテリーの電力を少しづつ消費してしまいバッテリーがあがってしまいます。
そこで、電源スイッチを後ろのドアー付近に付けて運転していないときは電源を遮断しています。

また、電子レンジは大電流が流れるので大きなスイッチにして、通電しているか否か知る為に赤色LEDで通電状態をモニター出来る様にしています。


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居住空間


セカンドシート部分

運転席とセカンドシートの間に小さなテーブルを作りました。このテーブルは固定してある訳ではなくテーブル面と同程度の重さの板を床面に付けてその上に車のゴムマットを乗せることで動かない様にしているだけです。
写真に写っているテーブルを支えている木材は棚を作るときに使うL字形の木材を流用しています。

車中泊のときはテーブルを棚として使い、キャンプ用の椅子と小さなテーブルを持ち込んでこの空間ですごします。



荷室の収容ボックス 兼 ベット台

荷室の両サイドにタイヤハウスを覆う様に収納ボックス兼ベット台を作ってあります。
車中泊をしない普段使いの時はこの状態で荷物などを載せます。


ベッド
車中泊のときは、コンパネを30cm幅に切断して体重で歪まない様に角材で補強した板を渡してベッドにしています。150×180cmのベッドになります。ベッドの下はそのまま荷物置き場です。


換気扇

セカンドシート部分の小さな窓を利用して換気扇を取り付けられる様にしました。窓に固定してあるわけではなくマジックテープを使って着脱可能になっています。
ファンは扇風機売り場などで販売されている市販の少し大きめなファンを使っています。風量は少ないですが夏場の蒸れ対策に活躍するのではないかと期待しています。


エア・パーキング・ヒーターの取り付け

キャラバンを購入してから2年間、冬場は眠るときは電気毛布を使っているので問題はないのですが、車内で過ごすときの暖房はエンジンをかけて車の暖房を使っていました。
勿論暖かさはそれで充分なのですが、購入したキャラバンはディーゼル車なのでエンジン音が少々気になります。自分がうるさい分には仕方がないのですが、隣で車中泊している方に申し訳ないと感じていました。
また、エンジンをかけっぱなしでは燃料も無駄ですし、二酸化炭素の排出も気になって、環境活動家グレタさんに怒られるのではないかとビクビクします。

車種にもよりますが、車のアイドリング状態での燃料消費量はおおよそ下記の表の様です。
一方、バベスト社のパーキングヒータの燃料消費量は仕様書に 0.12ℓ/h~0.24ℓ/h と書いてあります。
車種 排気量 燃料消費量   バベスト社パーキングヒーターと比較した燃料消費比率
軽自動車 660cc 0.75ℓ/h   3.12~6.25倍
コンパクトカー 1500cc 0.84ℓ/h   3.50~7.00倍
普通車 1800cc 0.9ℓ/h   3.75~7.50倍
普通車 2400cc 1.02ℓ/h   4.25~8.50倍
 
バベスト社製
パーキングヒーター
  0.12ℓ/h
~0.24ℓ/h 
   1.00倍

エンジンのアイドリングで暖房するのと比べるとパーキングヒーターは1/3~1/8の燃料で済むので二酸化炭素の排出量も減ります。更にパーキングヒーターによっては灯油を燃料として使うものもありますのでランニングコストも下がります。

という事で、エア・パーキング・ヒーター(密閉式強制給排気 FF式)を取り付る事にしました。

バベスト社のエア・パーキング・ヒーターは取り付けも専門業者でないと取り付けられないのと、何しろ高価です。
インターネットで探したら中国製でエア・パーキング・ヒーターと燃料タンクが一体になったFF式(排気ガスは車外に出す)の製品がありましたので購入して取り付けました。
中国から直接発送されて、価格は輸送費を含めて23,000円程でした。バベスト製と比較したら1/10くらいの価格です。
とは言え、他の製品なら中国製品を普通に使いますが、火を扱う製品ですと故障すると大きな事故になりかねないので、大きな不安を感じました。取り付ける前に部品の取り付け状態を確認し、何度も燃焼試験をして動作を確認してから取り付けました。

中国製エア・パーキング・ヒーター
 モデル BSE-D5
カバーを取り外した状態
上が燃料タンク、下がエアパーキングヒーター

燃料:灯油、軽油
発熱量:1kw~5kw
定格電圧:DC12V 消費電力:40W

少々ケースの板金が華奢な感じですがそれ以外はこんなものかなという感じの作りです。

購入はアマゾンで買いました。本体に加えて別途輸送費がかかりました。2週間ほどで届きました。



排気パイプ取り付け
排気ガスを車外に逃がす為にボディに穴を開けて排気パイプを通す。
ボディに穴を開けるのはそれなりに勇気が必要でした。

開けたボディの穴とパイプの隙間は排気ガスが逆流して車内に入ってこない様に ホームセンターで売っていた 耐火パテ で隙間を埋めました。

ケーブル配線について
購入したパーキングヒーターは供給電圧が低い場合に運転を停止するという安全装置がついています。供給するバッテリーの電圧が低下すると運転を停止します。
取り付ける前に試験運転をしたとき、サブバッテリーから細くて長いケーブルを使って本体に電力を供給したのですが、配線による電圧降下があり動作が不安定でした。
上手く稼働する場合もありましたが、電圧が低くて稼働しなかったり、運転中に電圧が低下して安全装置が働いて停止したりしました。
そこで本番の配線は極力短く太いケーブルを使って配線しました。

また、ヒーターのコントローラは内部電圧をモニターする機能があるのですが、コントローラの電圧を見ると、稼働開始の時に比較的大きな電力を使う様で電圧が低く表示されていました。ある程度温まって安定稼働するとバッテリーの端子電圧と同等の電圧を表示していました。
上手く動かない場合は供給するバッテリーの電圧と配線状態を調べてみてください。

取り付け状態


安全の為に 一酸化炭素検出センサーを取り付けてあります。

更に最悪の場合に備えて消火スプレーを2本購入しました。

使用感
電源投入後 2分程度経つと燃料ポンプが動作する カッチカチ という音が聞こえ始めて,徐々に音が早くなってから点火します。
最初はフル運転する様でファンの音がかなりうるさく感じますが、ある程度車内が温まるとファンの音は静かになります。

運転後10分くらい経って外気温15℃で、温度を測定したら
温風吹き出し口付近で 160℃ の温風(感覚としてはヘアドライヤーから出てくるかなり熱いと思うくらいの温風)
排気パイプからは270℃の熱風が出ていました。

温度設定も出来ますし、車内を温めるには充分な性能です。
説明書は一応日本語ですが意味不明な日本語で理解するのにかなり苦労しました。
他の方達のインターネット情報や試行錯誤を繰り返して何とか対応しました。

注:この項に記載しているエア・パーキング・ヒーターの取り付け及び取扱いは自己責任でお願いします。
注:安全を考え、眠る時はパーキングヒータは消しています。睡眠中は電気毛布を使っています。

 操作方法
   エア・パーキング・ヒータの操作方法はこちら

エピローグ

改造してから何回か手直しをしてようやくこの形になりました。費用的には電装品の費用が一番大きかったです。木材やイレクターパイプ、配線材料、工具なども含めて25万円強ではないかと思います。高いか安いかと言われればけして安いという訳ではないですが、これで10年以上歩き旅や旅行に使えると思えば妥当なところかと思います。

改造してここまで快適になったので、今度妻と喧嘩したら、ほとぼりが冷めるまで車の中で生活しようかと思っています(笑)


END

2021年08月25日 ver8.10.00 ソーラーパネル取り付けを追加
2021年02月26日 ver7.38.04 構成 を変更。アフリエイトを追加
2021年01月03日 目次を設定
2020年11月21日 エア・パーキング・ヒータ取り付けを追記
2020年04月06日 広告を追加
2019年10月22日 ver6.07.04 構成を変更
2019年10月18日 ver6.07.03 冷蔵庫、電子レンジを交換した為、写真、記述内容変更 
2019年05月18日 作成
 

Column


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