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電子足跡:日光街道 古河から小山

プロローグ
2014年5月31日 天候晴れ。日光街道歩き旅4日目。
4日目と言っても前回が2月11日に古河まで歩いた続きなので3か月半振りです。
この日以降仕事が忙しくなり小山から再開するのがまさか2年近く後になるとは思ってもいませんでした。
この道は足尾山地から流れる雨を集めた思川が削った河岸段丘涯の上に日光街道は続いています。
概略ルート:古河駅前-野木-間々田-小山駅
出発:9時 到着:14時30分
GPSでの移動距離18.5㎞

GPSログをGoogleEarthでツアーする方法 |
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↑地理院地図(電子国土Web)に詳細ルート地図とポイントの写真が開きます。 |
本地図はカシミール3DによりGPSデータを国土地理院地形図に描画してそのイメージデータを加工したものです。
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古河宿
よこまち柳通り
古河駅前を西に向かいます。南北に伸びる大通りに出ますが旧街道は更に西に進んだ "よこまち柳通り"とのことです。
先回歩いた駅の南西の道と異なり昭和の感じが色濃く残る道です。



本成寺
赤い山門と大きなイチョウの木が目を引く日蓮宗の寺院です。
明和9年(1772年)に解屍編を刊行した日本で初めて人体解剖を執刀した蘭方医河口信任の墓があるとの事です。
"解体新書"の刊行は1774年ですので2年前の刊行です。


野木宿
古河市は茨城県ですが隣の野木町は栃木県です。川や山脈などの自然地形が県境になっていないので気が付かないうちに栃木県に入っていました。なんか感動しないうちの出来事なので,少し損をした感じになります。
野木宿
野木宿はあまり大きな宿場ではなかったようです。天保14年(1843年)の規模は人口527人本陣脇本陣各1軒,小さな旅籠23軒だったとの事です。
野木神社
旧道沿いの鳥居だけみると小さな神社かなと思って通り過ぎると実に本殿は500m程離れた場所にあります。
写真左は参道の写真ですが奥まった所に鳥居が在るのが分かりますでしょうか? 往復1㎞程になるので参拝は諦めました。


国道4号線

少し退屈な道が続きます。同じ道なのに旧道と何が違うのか上手く説明出来ません。なにか雰囲気が違うとしか説明できないです。
間々田宿
小山市立車屋美術館
ホームページによると明治末期に建てられた近代和風住宅で平成19年に国の有形文化財に登録された小川家住宅の米蔵を美術展示室として改装して,母屋や庭園も一般公開したとの事です。古風な家屋で風情があるという感覚を通り越して堂々とした威厳を感じるような建築です。


逢いの榎(間の榎)
説明板によれば,間々田宿は江戸からも日光からも11番目の宿場で,距離も18里(約72㎞)の中間地点だという事です。昔はこの場所に榎が植えられていて"間の榎"と言われていたのがいつの頃から"逢の榎"に漢字が変わったとの事です。
"逢"の字の方がロマンチックな感じかします。昔の人の感性って豊かです。
写真左は昭和34年頃の写真との事ですが,榎が繁る旧街道もさることながら左下の負ぶい紐で赤ん坊を背負い,子供の手を引いているお母さんが郷愁を感じさせます。


小山宿
西堀酒造
小山市栗宮にある酒蔵です。道路から登録有形文化財指定酒造の大きな看板がひと際目につきます。
銘柄は"若盛""門外不出"との事です。私は若い盛りはとうに過ぎましたし,門外不出の酒なので残念ながら飲んだ事はありません。


小山市街
小山市街も古河市街の様に電線が埋設されています。電線が無いだけで景色が変わります。
旧道西側に須賀神社参道が延びています。樹木に覆われた参道を見ると清々しい気持ちになります。
須賀神社本殿を遠望したところで今日の行動は終わりです。
これから電車で帰らなければなりません。日帰りの歩きは慌ただしいです。


エピローグ
おまけの写真です。西堀酒造から数100m行った庭先に咲いていました。
中央のバラだけが落花してリースのようになっています。暑い中歩いた褒美のようです。

END
2018/12/01 ver5.17.0 地図の変更
2016/09/10 ver3.30:地形図画像画像を変更
2016/05/21作成
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