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電子足跡:北陸街道(北国街道)歩き旅
 金津宿(あわら温泉)から浅水宿


プロローグ

福井平野を通る北陸街道(北国街道)をあわら温泉で有名な金津宿から 柴田勝家の居城 北の庄城があった福井市を通り,歌枕 あさむつ橋がある浅水宿まで歩いたルート地図です。

道はほぼ平坦で九頭竜川をはじめ大きな川が流れて豊かな土地という印象です。
福井市は柴田勝家の居城である北の庄城があり,東には永平寺があります。市街もどことなく歴史を感じさせる土地です。

ただ,今回のルート取りは少々失敗しました。
はじめのプランではJRあわら温泉駅からJR鯖江駅まで歩こうかと思ったのですが,距離が長いので途中の大土呂駅までに変更したのですが,街道筋からJR大土呂駅に行くには1.6kmの距離があります。
旧北陸街道に添って福井鉄道福武線が走っているのを見落としていました。福武線を使えばもう少し適切な駅に車を駐車出来たと思います。地図をよく見なければいけないという教訓です。


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ルート
区間 ルート 歩いた日 GPS移動距離
あわら温泉駅-大土呂駅 金津-丸岡-舟寄-長崎-古市-船橋-福井城下-浅水宿 2017/04/25 31.2km

北陸街道 あわら温泉-大土呂駅
↑GPSログをGoogleEarthでツアーする方法


↑地理院地図(電子国土web)に詳細ルート地図とポイントの写真が開きます

カシミール3D 国土地理院  (カシミール3DによりGPSデータを国土地理院地形図に描画してそのイメージデータを加工したものです。)


あわら温泉 金津宿

あわら温泉は有名な温泉地ですが,北陸道が通っている旧市街は温泉街の雰囲気は無く静かなたたずまいの町です。
1997年ロシア船籍タンカーのナホトカ号の重油流出事故で重油が漂着した三国港とは直線距離では8.5kmしか離れておらず更に三国港とは竹田川で繋がっており,物資の集散地として随分と賑わった宿場との事です。

写真左:JRあわら温泉駅ホームにあった恐竜像  少し離れた勝山市に恐竜博物館があります。
写真右:市街地の民家


蓮如道道標
石川県を越え福井県に入った頃から路傍にまだ新しい”蓮如道”と書かれた石灯籠がかなり目立つ様になります。
説明板によると 毎年信徒により蓮如上人の御影像を京都から吉崎御坊まで運ぶ”蓮如上人御影道中”が340年前から行われているけれど市街や道路が変わりその道筋が分からなくなる区間が増えつつあるので”蓮如の里活性化委員会”の方達があわら市内13.7㎞の区間に石灯籠を建立する活動をしているとの事です。
街道歩き好きにとっては嬉しい事です。

南金津付近 下関一里塚
圃場整備に伴い道が少し東に付け替えられたのでしょう。元々は”関の七曲り”と言われたクランク状の街道筋だったとの事ですがすっかり元の道筋は消えています。今は田の中に一里塚一基がこんもりと残っています。

丸岡町 舟寄 長崎

意外な事に北陸地方で唯一天守が現存する丸岡城は旧北陸街道から東に2㎞程離れた所にあります。
街道筋から天守閣が見えるかと思いましたが残念ながら確認できませんでした。

写真左:JR丸岡駅付近の街並み
写真右:丸岡町舟寄付近の街並み


写真左:丸岡南横地の追分道標  左:北陸街道 右:丸岡城下
写真右:お堂の中 左:追分地蔵 右:不動明王


金戸まつや地蔵尊 (寄安付近) 
説明板によると昔このあたりは窪地でたびたび洪水にあって苦労が絶えない土地だったそうです。
大雨の時は何日も川止めになり無理して渡ろうとした旅人が溺れ死んだとの事です。
まつや商店の津田吉右衛門と妻,弟の津田吉郎右衛門と妻が両親と娘そして亡くなった旅人を供養する為に建立したと台座に書いてあるとの事です。

福井市

九頭竜川の少し手前から福井市になります。
この辺まで来るとこれまでの田園風景から徐々に都市の風景に変ってきます。

福井市古市付近 民家に挟まれて路地のような道が北陸街道です。


九頭竜川


九頭竜川を渡ると "舟橋町" という地名です。
1578年(天正6年)柴田勝家の指示で48艘の舟を刀狩りで集めた刀や鉄砲から作った鎖で繋いで舟橋にしたとの事です。そして1878年(明治11年)明治天皇の北陸巡幸の時に木橋に架け替えられるまで舟橋が架かっていたとの事です。
九頭竜川を越えると福井城下に入ったという実感が湧いてきます。

写真左:呉服町 柴田勝家の時代から続く街並み
写真右:足羽川に架かる九十九橋


市街のちょっとした風景にも歴史を感じます。 美術商のショーウインドウ


福井市今市町付近 "朝六つ川"に添って趣のある街並みが続きます。




この街並みを東に曲がり,車が置いてあるJR大土呂駅に向かいます。今日の行動は終わりです。

エピローグ

今日の温泉   しきぶ温泉 湯楽里

福井県越前市白崎町にある温泉です。宿泊もできる立派な建物です。
名前の"しきぶ"は紫式部に由来していて,紫式部の父藤原為時が越前守として赴任していた時に父と共に現在の武生で暮らしていたことに由来しているとの事です。

受付から山の斜面を斜めに登るエレベーター(注:エスカレーターではない)で浴室に登って行きます。
11種類の浴槽があり大きくゆったりした温泉施設です。絶景が望めるとの事ですが生憎夜で何も見えませんでした。

今日の宿
道の駅 越前
日本海に面した絶好のロケーションにあり夕日を見ながらビールを飲みたいところですが残念ながら夕日が沈んで随分と時間が過ぎていて願いが叶いませんでした。
ホームページによると温泉施設もあるので,ここで日本海を見ながら温泉に入るのも良いかもしれません。


END

2018年12月18日 ver5.17.0 ポップアップで起動する地図をGoogleMapから地理院地図(電子国土web)に変更
2017年05月25日作成
 

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